静岡県西伊豆町田子地磯のハマフエフキ

 2010.10.16

今年は8月からのフエフキ狙いスタートで、田子地磯での2連続ハマフエフキGET。上出来なスタートも、その後はバラシの連続で悔しい思いをしてばかり。真鯛狙いに比べてハマフエフキ狙いはアタリの数は比較にならないほど多いのだが、針掛かりしたハマフエフキを取れる確立は真鯛の半分以下のように思う。

9月にハマフエフキをバラシ続けた無念を晴らすべく、10月もハマフエフキ狙いを続けたいのだが、時期的にそろそろ真鯛の後半戦に突入している。そこで今回はハマフエフキも真鯛も狙えそうな磯に行くことにした。田子地区にある磯だが、夏にフエフキを釣った磯とは別の磯である。この磯は真鯛、ハマフエフキ双方の実績はないものの、磯周辺の海底の起伏や潮通しの良さから、どちらも狙えるものとして、以前から着目していた。

土曜日の10時に自宅を出発。平塚の上州屋でユムシを仕入れ、無料化実験中の西湘バイパス、箱根新道を使って西伊豆へ向かう。修善寺のカインズホームでノコギリを買い、現地には15時少し前に到着。身支度を整えて磯へ向かう。

田子周辺の磯道はどこも険しく、汗だくになりながら16時少し前に磯へ到着。この磯は途中に波を被る場所があり、凪限定の磯である。本日はこの時期としては珍しく風がなく、海はべた凪。絶好のフエフキ日和である。


本日の釣り座
夕方が干潮であり、深夜にかけて潮が満ちてくる。まずはオモリだけで底を探ると、以前は豊富にあった砂地があまりなく、テングサが広く生い茂っていた。それでも沖に4色くらい投げたあたりに、テングサと岩盤が半々の場所があり、ここが真鯛狙いにはよさそうだ。 フエフキ狙いは変化のある手前が良さげ。扇形に投げられる磯なので、真沖側は遠投して真鯛を狙い、右手の陸側でちょい投げでフエフキを狙う。

日没の頃、フエフキ狙いの竿に強烈なアタリで勢いよく道糸が出るが、一瞬の出が弱まった瞬間にバッククラッシュ。次のアタリで竿が浮くが、尻手が張って竿は三脚の上でシーソーに。まだ明るい時間帯なのでドラグを調整するのが面倒で完全フリーにしていたのが裏目にでた。急いでスプールやローターに絡んだ道糸を解くが、魚は幾度かの手ごたえだけを残して去っていった。悔しい。


今日はイトフエフキがよく釣れた

オモンハタ?初めて釣る魚だ
その後はウツボラッシュ。普段、フエフキ狙いの投げ釣りが入らない場所なので、ウツボはごっそり残っている。これはフエフキもごっそり残っていることを意味するので、ある意味歓迎すべきことなのだが、さすがに大型のウツボ入れ食いは疲れる。最初はフエフキ狙いの竿は3本出していたが、処置が追いつかず、2本に減らす。一方、真鯛狙いの竿のユムシには時々良型のイトフエフキが掛かるのみ。肥えているイトフエフキだったので、25cm以上のやつだけキープする。イトフエフキがこれだけ活性が高ければ、本命の活性も高かろうと期待してしまう。

上げ潮になってしばらくすると、右流れの激流となる。沖向きの真鯛狙いの竿は、岩盤底を探すために道糸がPEライン3号なので、流されて釣りづらい。一方、フエフキ狙いの竿は道糸が14号と太いが、ちょい投げなので、流れの影響は殆ど受けない。

ウツボとの戦いで腕が悲鳴を上げていた22時頃、真鯛狙いの竿のリールが悲鳴を上げる。少しきつめに締めていたドラグだが、勢いよく道糸が出て行く。真鯛のアタリにしては道糸の出が早すぎる。竿を手にしてドラグを締めると一気に竿がのされる。あぁ、これはハマフエフキだな。どうしようかな、PEじゃとれないな・・・と考えている間に軽くなる。回収するとPE5号の力糸が途中で切れていた。アワセることも、リールのハンドルを回すことも出来なかった。

そもそも3号や5号といったPEラインで、この起伏のある田子の磯でハマフエフキを相手にするのは無理がある。真鯛が相手ならドラグを緩めたり竿で耐えれば、根に走らない魚なので60cmまでの真鯛ならなんとか取れるのだが、フエフキは一気に根に走るので、一気に勝負できないPEではどうしようもない。しかしマダイ狙いで沖の砂地を狙うには、どうしてもこのサイズの細糸が必要だ。極太の道糸で沖の魚は捨て、手前の大物は確実に取るか、あるいは、沖に遠投してマダイも視野に入れるか。これはこの手のどちらも狙える釣り場では永遠の悩みになるだろう。

2度のチャンスを物に出来なかった悔しさで一杯だったが、魚の活性が高い日は、何度もアタリがあるものだ。23時半ころ、フエフキ狙いの竿にまた強烈なアタリ。竿が一気にシーソーになって、ドラグがギャーギャーと鳴く。尻手を外し、大アワセしながらリールのハンドルを力一杯巻く。道糸がナイロンだから出来ることだ。ギューンと重かった引きが少し軽くなる。魚の頭がこちらに向き、私が主導権を握った瞬間だ。魚の頭をこちらに向ければ、魚は釣り座に向けて泳いでくるしかない。巻けばどんどん寄ってくる。

しかし、そう簡単に終わらないのがフエフキ釣りの難しいところ。あと20mくらいのところで魚が左手の離れ磯に向かって横走りを始める。あっちは水面に顔を出している磯以外にも海中に背の高い根が沢山ある。そこに魚が行ってしまったら14号ナイロンなぞ一瞬で切れる。竿を右に寝かせて応戦。サーフリーダーFV 425BXTは磯竿のように満月状態。そしてまた魚の頭をこちらに向けて一気巻き。そしてやっと竿下でバシャと水の音がした。


ハマフエフキ70cm、朝まで泳がしておきました
照らしたライトに浮かび上がったのは、でかいハマフエフキ。45cm枠の玉網でさっと掬い、リールのベイルを起こして竿を三脚に置き、波打ち際に下りていって魚を引き上げる。大きな魚をタモ入れするとき、波打ち際に降りれない磯では引き上げるのが大変だが、この磯は楽に下まで降りれるのがいい。

引き上げたハマフエフキにメジャーを当てると70cmジャスト。発泡クーラーの中の氷が少ないし、もうイトフエフキが何匹も入っているので、相当溶けている。そこにこのフエフキを入れたら朝まで氷が持たない。夕方にセットしてあったストリンガーにかけて泳がしておく。

フエフキを釣ったあともウツボの猛攻は続く。深夜で気温は低いというのに、運動による暑さで未だシャツ1枚である。1時頃に真鯛狙いの竿にハタ系の魚が掛かった。人生で初の魚で嬉しい。いつもなら何も釣れない時間帯だが、今日は活性が高く、粘ればまだまだアタリはありそうだ。しかし、もう腕はパンパンだし、お土産は十分。防寒インナーやネックウォーマーをバックから取り出して着用。銀マットを敷いて朝まで仮眠することした。

さすがに動いていないと寒い。何度か寒さで目が覚めたが、朝まで3時間は寝れた。薄明るくなった頃から再開。潮の流れは逆方向に変わっていた。真鯛狙いの竿にはすぐにイトフエフキ、フエフキ狙いの竿には立て続けにウツボが掛かる。しかし本命のアタリはなく、6時半頃に納竿。磯で魚の内臓やエラの処理をしてから、ずっしり重い荷物を背負って磯を後にした。

帰りはノコギリで這って進まなければならないような藪のトンネルを切り開き、立って歩けるようにした。これで次回から楽に行けるだろう。崖の厳しさは変らないが。狙いの真鯛が釣れるまで、何度か通ってみるつもり。無論、フエフキも同時に狙います。これから夜釣りでは寒さとの戦いが始まる時期でもあります。しかし、これからフエフキ、真鯛ともに脂がのって旨くなる時期です。狙わない手は無いですよ。
追伸:
その後、2度行きましたがウツボもイトフエフキも掛からず、寂しい海でした。離島は冬まで釣れますが、半島周りでは11月になると難しいようです。



[釣果]
ハマフエフキ:70cm


[ハマフエフキ仕掛け]
竿:shimano 07サーフリーダーFV 425BXT
リール:shimano パワーエアロGT4000
道糸:クインスター14号
オモリ:六角30号
ハリス:DUEL 強力武蔵 柔(ソフトタイプ) 16号30cm
  :がまかつ 太地ムツ20号
エサ :イカ短冊


[マダイ仕掛け]
竿:shimano 07サーフリーダーFV 425BXT
リール:shimano パワーエアロGT4000
道糸:PE3号
オモリ:Lキャッチ固定30号
ハリス:シーガー8号80cm
  :丸セイゴ18号
エサ :ユムシ



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