静岡県沼津市多比・重寺

 2006.1.8

2006年の初釣りを沼津で行うことにした。事前に舟橋さん達が沼津へ行くことを知ってはいたが、今回は嫁との久々の釣行なので、舟橋さん達とは合流せず、単独釣行とした。予報では冬型が弱まるそうで、この時期につきものの強烈な西風とは戦わずに済みそうだ。ただし、釣行前日に神奈川県西部及び、静岡県東部は雪であり、箱根の道路凍結が心配だ。エサを小田原で購入するので、箱根がチェーン規制だとR255で松田に戻ってから御殿場経由になるので、大変遠回りになる。

日曜午前1時半に出発。昼間はどんよりと曇っていたが、今の空は一面の星である。小田原FBCで太めの青イソメ(ここは細めと太目が選べる)を5パック買う。他にエサは事前にスーパー買ったイワシ3匹(短冊にして塩締め状態)である。小田原から箱根に向かうと、土曜に出ていたチェーン規制は解除されいた。そのまま箱根越えをする。峠頂上付近は一面の雪景色で、積雪は10cm程度。山頂の駐車場でトイレ休憩がてら記念撮影。気温は−8度で寒い。


箱根は雪だったがチェーン規制無し

釣り場夜景、湖のような静けさ
一部路面が凍結していたが、難なく箱根を越える。三島で食料を買いこんで、最初の目的地である多比護岸には午前4時に到着。道路沿いに止まっている車がみんな霜で真っ白である。気温は−4度。弱い北東風なので、箱根の冷気が降りてきているのであろうか?前日の雪が溶けて出来たのか、護岸の上にいくつも水溜りがあり、それが完全氷結していた。水銀灯があるので足元も明るいが、凍ったところで釣りをするのは嫌なので、水溜りを避けて三脚を立てる。海面に波は全く無く、湖状態だ。その海面を白く霧が覆っている。幻想的な雰囲気だ(しかし海で釣りをしている気がしない)。釣り人は私だけだ。


背の高い基礎が沖へと続く
PE5号の竿を2本とナイロン8号の竿を1本出す。エサはすべてイワシと青イソメのミックス掛け(イワアオ?)である。沼津はマダイ養殖が盛んで、そのエサはイワシの粉末を固めたペレットだと聞いている。だからイワシの切り身が効果がありそうだと考えてのエサの選択だ。ただし、ウツボの少ないこの時期限定のエサかもしれない。

ここ多比の護岸は沖合い2、30m付近まで背の高い平らな基礎が続くので、ナイロンの道糸は弛ませておくと、必ず巻き取り途中で仕掛けが基礎に当たる。まめに糸ふけを取る必要がある(PEは大丈夫)。基礎は50m付近まで続いているので、50m+α投げる必要がある。ナイロン8号にイワシ+青イソメ房掛けでは、普通に投げたのでは飛距離が出ないため、毎度フルスイングを強いられる。よって、時々イワシが取れてしまうのか、投げた直後に海面に波紋が出る。ここは細めのナイロンまたは、PEラインが合う釣り場かもしれない。

舟橋さんから入電がある。沼津大島で頑張っているらしい。こちらは1投目から黒アナゴが掛かる。新年の第1号は黒アナゴ。確か昨年の釣りも黒アナゴで締めくくったような気がする。MidNightCasterらしい? しかし夜に釣れたのはこれだけで、その後は何も釣れず。朝マヅメもあたり無く過ぎる。目の前の海は朝靄に包まれ、とても綺麗だ。水温はそんなに低くないのか?アタリもなく暇なので、写真撮影に熱中してしまう。


朝霧が立ち込める海面

ポイントが遠いので、毎度フルキャストだ
完全に明るくなると多少エサ取りが出てくるが、房掛けにした青イソメが綺麗になくなるほどではない。何か魚らしい魚を釣りたいので、竿1本の道糸をPE5号から2号にかえ、ウナギ針11号にする。根の多いところに仕掛けを止めて待つが、竿先に出るアタリはなし。時々掛かってくるのはイトヒキハゼ(手噛みハゼ)。これしか釣れないときは、海の状態が悪い証拠だと思っているので、やる気がだんだんと失せてくる。午前9時頃に目の前にタコ籠が入ったのをきっかけに場所を移動することにした。

口野に行くが、籠釣りで賑わっていたので、パスして重寺に移動。口野同様に堤防は籠で賑わっていたが、護岸が空いていたので、そこから竿を出す。この頃、舟橋さんより40cm級のマダイを釣ったとの入電あり。残念ながら天然物のマダイではなかったようだが、明るい昼間にイカ短で仕留めたその実績は大きい。こちらも気合が入る。

重寺では第1投目からベラの入れ食いで驚く。イワシエサの竿まで15分で素針にしてしまうほど、ベラが多い。この頃になると、ジャケットを着ていると暑くて仕方ないほど、気温があがった。風もないため水温が下がる要因は無い。多比と重寺も海底の様子は似たようなもんだ。よって、魚影が濃いのは暖かな日差しの影響だけではないような気がする。多比とは直線距離で1kmくらいしか離れていないのに、この活性の差はなんだ? ここは暖かい底潮が湧きやすいのだろうか。


投げて10分も経つと→

ごらんの通り、冬の海ではない
小針の方は快調に磯ベラが釣れるが、丸セイゴ20号につけたイワシには何も掛かってこない。投入後、数分間は竿先が微動しているので、ベラが食ってはいるのだろう。25cmくらいの肥えた磯ベラも小針には掛かってくるが、そのサイズのベラでもさすがに丸セイゴ20号では掛からないようである。しかしベラがエサを食うために仕掛けに寄ってきているということは、他の魚にもそれが「ここにエサがあるよ」という目印にもなっているはずである。マダイはもとより、カサゴにもいずれこの光景が目に止まることを信じて、イワシエサも打ち返す。これが功を奏してか、カサゴや鬼カサゴ、ミノカサゴが掛かってきた。大き目のカサゴのみキープして他はリリースする。

まれにジージーと派手なドラグ音が鳴り響く。しかしアタリは最初の一発だけ。道糸はだらりと弛み、何も魚は掛かっていない。すぐにその正体が判明。犯人は護岸の前を低空飛行するカモメである。カモメが道糸に引っかかって道糸を引き出していたのだ。護岸の前の海には一面に小ボラが泳いでおり、それを捕食しているようだ。道糸に絡む鳥はいなかったのが幸いだ。一時、カモメが増えたときは、しばらく仕掛けをあげて、カモメなどの撮影に没頭した。


鳥の撮影に夢中になる金子

時々カモメが道糸を引っ張り出す
午後4時、夕マヅメが近くなったので、全ての竿を丸セイゴ20号とし、エサもイワシとアオイソメのミックス掛けとする。明るいうちはすぐにエサが無くなったが、空がオレンジ色に染まったころには、エサが残るようになってきた。昼間の魚の活性の高さから、夕マヅメにドラマがあるかも、と期待する。しかしそんな期待もむなしく、納竿を予定時刻の午後6時を迎えてしまい、泣く泣く納竿とした。

新年初釣りはベラを相手に忙しい釣りでしたが、無風で日差しが暖かく、久々の釣りがとても快適に行えました。 今年1年間、色々な天候下で竿を出すことになろうかと思いますが、できればこのように毎回快適な釣りがしたいものです。 (自然相手にそんな贅沢なことも言ってられませんが)


望遠で狙った富士山(重寺より)

沼津夜景(重寺より)



嫁が「食えないの?」と言った。
[釣果]
カサゴ:23cm
その他:クロアナゴ、イトヒキハゼ、
ササノハベラ、オニカサゴ、ミノカサゴ


[沼津マダイ仕掛け]
竿:shimano サーフリーダー425BXT
リール:shimano パワーエアロGT4000
道糸:PE2号または5号
オモリ:固定天秤30号
ハリス:フロロカーボン8号1.5m
  :丸セイゴ20号1本針(チモトに夜行玉)
  :イワシ、青イソメ



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